多様性と境界に関する対話と表現の研究所

アートカウンシル東京

本冊子「JOURNAL 東京迂回路研究 3」は、
「迂回路」をめぐる旅路で出会い、
対話し、考え、見出したことを
表すことを目的に制作した記録集の第3巻です。
「迂回路をさぐる」、「迂回路をつなぐ」2年間を経て、
「迂回路をつくる」ことに取り組んだ1年間。
旅するなかで出会う人々と関わり合いながら、
「こうもありえる」というありようを発見していく旅路。
それは、創造性に満ちた、多様性の時代を生きていく希望を感じる
旅路だったように思います。
しかしこれはあくまで、私たちの旅の記録です。
あなた自身にも、あなた自身の「迂回路」をさぐり、
つなぎ、つくる旅を、してみてほしいと、私たちは考えています。
本冊子を手にとったすべての人にとってこの記録が、
私たちと共に、あなた自身の「迂回路」とは何かを問い、
「迂回路」をめぐる旅に出るきっかけとなれば幸いです。
ーー冒頭より

PDFでご覧いただけます。

JOURNAL 東京迂回路研究 3
発行:平成29年3月
監修:多様性と境界に関する対話と表現の研究所
執筆:長津結一郎、井尻貴子、三宅博子、石橋鼓太郎、五藤 真
寄稿:新澤克憲、田中みさよ、富樫悠紀子、渡辺一充、水谷みつる、入江 杏、林 建太、佐々木晃也、ササマユウコ、ロドリゲス江戸山、照山絢子
編集:井尻貴子
翻訳:片桐 聡
協力:阿部こずえ、若生帆波
撮影:齋藤陽道(P.1-9)、冨田了平(P.30, 36, P.82-89, P.94-105)
装幀:吉村雄大(スタジオ・プントビルゴラ)
印刷:文化カラー印刷
発行:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

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目次

東京迂回路研究 撮影/齋藤陽道

はじめに

Introduction [English Section]

論考
研究デザイン:「対話型実践研究」3年目で見えてきたこと/三宅博子、井尻貴子、石橋鼓太郎

①もやもやフィールドワーク 調査編・報告と対話

論考
もやもやフィールドワーク調査編:アクションリサーチの試み-ハーモニーとの協働から/石橋鼓太郎、三宅博子

座談会録
ワークショップ開発チーム振り返り座談会/石橋鼓太郎、田中みさよ、富樫悠紀子、渡辺一充

コラム
とてもよく似た夢を/新澤克憲

レポート
もやもやフィールド報告と対話編:第 11 回、第 12 回、第 13 回/井尻貴子、五藤 真

調査ノート
01 NPO法人スウィング/井尻貴子
02 エコゾフィー研究会「共有空間の獲得」/三宅博子
03 釜ヶ崎芸術大学・大学院 2016/井尻貴子
04 caféここいま/三宅博子
05 たんぽぽの家 ひるのダンス/石橋鼓太郎
06 たんぽぽの家 演劇ワークショップ/石橋鼓太郎

②現場から言葉をつむぐゼミナール

レポート
現場から言葉をつむぐゼミナール/三宅博子、井尻貴子、石橋鼓太郎

③東京迂回路研究オープンラボ

論考
「言葉を交わし、言葉をつむぐ」― オープンラボが目指したものに関する考察/井尻貴子

レポート
01 オープンミーティング&ワークショップ「ハーモニー」/水谷みつる
02 中間報告&ワークショップ「もやもやフィールドワーク調査編:ハーモニー」/入江 杏
03 活動報告&ディスカッション「東京迂回路研究」/林 建太
04 ワークショップ「こころのたねとして:齋藤陽道さんの写真から@東京迂回路研究」/佐々木晃也、五藤 真
05 スライドショー&ライブ「詩・写真・声ーここから言葉をつむぐということ」/ササマユウコ、ロドリゲス江戸山
06 トークセッション「“いたみ” の共有は可能か?」/照山絢子

コラム
迂回路はつづく 福岡からの風景/長津結一郎

おわりに

巻末資料 平成28年度実施事業

附録 研究所日誌から

TOKYO DIVERSION RESEARCH [English Section]