多様性と境界に関する対話と表現の研究所

アートカウンシル東京

フォーラム「対話は可能か?」【終了しました】

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共に生きるということを体感し、そのありようについて考える3日間

多様な人が共に生きている東京。障害、ケア、労働、住処、ジェンダーやセクシュアリティ、国籍――その多様さゆえに、人々は日々、複層的な境界線を引き、引かれ、暮らしています。境界線は、ときに人を守りもしますが、孤立や分断、生きづらさを生み出すこともあるでしょう。異なる生を歩むわたしたちは、いかに「共に」あることができるのか。そこにはどのような「対話」が必要となるのか。
「対話は可能か?」ーー介護士、詩人、研究者、写真家、美術家、プロジェクトディレクター、“おばちゃん”らによるトークセッションや対談、ライブなどを通じ、いまこの社会にあるわたしたちが、共に生きるということを体感し、そのありようについて考える3日間のフォーラムを開催します。


☆フォーラムレポートを掲載しています!
連載「フォーラム「対話は可能か?」を振り返る」

[1]前夜祭「幻聴妄想かるた」大会① 長津結一郎
[2]前夜祭「幻聴妄想かるた」大会② 東濃誠
[3]トークセッション「共に生きるということ」① 井尻貴子
[4]トークセッション「共に生きるということ」② 岩田祐佳梨
[5]「Living Together × 東京迂回路研究」① 石橋鼓太郎
[6]「Living Together × 東京迂回路研究」② 岩川ありさ
[7]シンポジウム「対話は可能か」① 三宅博子
[8]シンポジウム「対話は可能か」② 沼田里衣


プログラム

◎9月4日(金)

[前夜祭]19:30~21:30(開場:19:15)「幻聴妄想かるた」大会
不思議な声が聴こえる、奇妙なものが見える、なぜか強い確信がある…世田谷上町にある精神障害者就労支援B型事業所「ハーモニー」に通う人たちの体験をもとにつくった「幻聴妄想かるた」で遊ぶイベント。製作者の解説を交えながら、心の中の不思議な世界をかるた遊びを通じて共有し、分かち合うことを試みます。

会場:芝の家
進行:益山弘太郎、新澤克憲、富樫悠紀子(ハーモニー)
定員:20名程度
参加費:500円

◎9月5日(土)

[プログラム1]満員御礼 13:30~16:30(13:15開場) トークセッション「共に生きるということ」
さまざまな人の”生きること“に寄り添い、共にあろうとする、しなやかな場をつくっている実践者によるトークセッション。宅老所や託児所、アートプロジェクト、コミュニティセンターの運営などの実践から、「共に生きるということ」をテーマに、即興で語り合います。
1、加藤正裕(井戸端げんき)×長嶋元子(元子おばちゃん家)
2、荒木順子(akta)×高橋伸行(やさしい美術プロジェクト)
3、坂倉杏介(ご近所イノベーション学校)×吉川由美(ENVISI)
4、ディスカッション

会場:SHIBAURA HOUSE 1F リビング
定員:30名程度 定員に達したため、申し込みを締め切らせていただきました
参加費1000円
UDトークを使った音声認識字幕による情報支援あり

[プログラム2]17:30~20:00(17:15開場) ライブ「Living Together × 東京迂回路研究」
HIVのリアリティを共有するプロジェクト「Living Together計画」とのコラボレーションイベント。HIV陽性者やその周囲の人が書いた手紙の朗読とライブを行い「わたしたちは、もうすでに共に生きている」ということを体感します。

会場:SHIBAURA HOUSE 5F バードルーム
朗読:gomess(ラッパー) 、齋藤陽道(写真家)、佐藤郁夫(ぷれいす東京)
Live:gomess(ラッパー)
進行:長津結一郎、マダム・ボンジュール・ジャンジ
定員:50名程度
参加費:1000円
UDトークを使った音声認識字幕による情報支援あり

◎9月6日(日)
[プログラム3]満員御礼 11:00~12:30(開場:10:45) 出張ふわカフェ in 東京迂回路研究
国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS)が主催するジェンダーやセクシュアリティについて、みんなでふわっとおしゃべりする場「ふわカフェ」の出張版。今回のトークテーマは「カミングアウト」です。
*国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS) http://web.icu.ac.jp/cgs/
テーマ:カミングアウト

会場:芝の家
進行:加藤悠二(CGS職員)、上田真央(元CGS非常勤助手)
定員:15名程度 定員に達したため、申し込みを締め切らせていただきました
参加費500円

[プログラム4]14:00~17:45(開場:13:45) シンポジウム「対話は可能か?」
「対話は可能か?」という地平に自ら立つ方々をゲストに迎えた対話とディスカッション。多様な人が共に生きている社会では、その多様さゆえに、人はいくつもの境界線を引き暮らしています。見えない線による分断を目の前にして、わたしたちは、どのように振る舞い、迂回する道を見出しているのか。「対話は可能か?」という言葉を手がかりに考えます。

会場:慶應義塾大学三田キャンパス東館G-SEC LAB.
定員:80名程度
参加費:1000円

14:00~ あいさつ、プログラム説明
14:10~15:00 対談「まるっきり違うのにそれでも似るものーー迂回路をめぐって」
登壇者:齋藤陽道(写真家)×長津結一郎(多様性と境界に関する対話と表現の研究所)
*筆談による対談を予定しています
15:00 休憩
15:15~17:45 パネルディスカッション「対話は可能か?」
登壇者:高嶺格(美術家)、上田假奈代(NPO法人ココルーム代表)、細川鉄平(通所介護事業所 凡代表)、長津結一郎(多様性と境界に関する対話と表現の研究所)
進行:井尻貴子(多様性と境界に関する対話と表現の研究所)
UDトークを使った音声認識字幕による情報支援あり

会場

forum-map

芝の家(港区芝3-26-10)JR田町駅三田口より徒歩10分、都営三田駅A3・A8出口より徒歩10分
SHIBAURA HOUSE(港区芝浦3-15-4)JR田町駅芝浦口より徒歩7分、都営三田駅A4出口より徒歩10分
慶應義塾大学三田キャンパス東館6F G-SEC LAB.(港区三田2-15-45)JR田町駅三田口より徒歩8分、都営三田駅A3出口より徒歩7分

参加申し込み方法

すべてのプログラムは事前申し込みが必要です。(申し込み先着順)
参加希望の方は、お申し込みフォームまたは下記電話番号からお申し込みください。
※芝の家、SHIBAURA HOUSEは入り口に段差があります。車椅子の方はお申し込み時にお知らせください。
※お預かりした個人情報は、本イベントの受付業務及び主催者からのご案内のみに使用し、厳重に管理します。

◎お申し込みフォーム→こちらのリンクからご確認ください。
[9/4追記]フォームでの受付は終了いたしました。当日のご連絡は以下の電話番号へお願い致します。

■お問い合わせ
特定非営利活動法人 多様性と境界に関する対話と表現の研究所
東京都港区芝3丁目30番1号 山岸ビル2F
TEL:070-6437-3599 E-mail:info[at]diver-sion.org

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主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所
協力:ご近所イノベーション学校、国際基督教大学ジェンダー研究センター、community center akta、con*tio、SHIBAURA HOUSE、芝の家、Shamrock Records株式会社、精神障害者就労継続支援B型事業所「ハーモニー」、Living Together計画