多様性と境界に関する対話と表現の研究所

アートカウンシル東京

12/23開催「もやもやフィールドワーク分析編 第3回」(ゲスト:小川さやかさん)のお知らせ

2015年11月10日

12/11更新:定員に達しましたので、お申し込みを〆切とさせていただきます。

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もやもやフィールドワークは、東京都および近郊エリアの、医療・福祉施設、当事者団体、ケアに関わる団体等を訪問し、活動の参与観察や関係者への聞き取りを行う「調査編」と、その調査で得られた見解や視点を参加者と共有し、ともに話し合い考える「報告と対話編」、研究者をゲストに招き、理論的・方法論的な視座から考察を深める「分析編」からなる研究プロジェクトです。
調査・報告・対話・分析のサイクルを通じ、さまざまな場を捉え直すことを試みています。

「分析編」では、毎回、既存の言説や状況を問い直す「迂回路」的な視点を持つ研究者をゲストコメンテーターにお招きし、研究員の発表とそれに対するコメント、参加者全員によるディスカッションを通じて、「もやもやフィールドワーク」で得た実践知をつなぎ、深化させることを目指します。
→第2回のレポートはこちらからご覧いただけます

今回は、文化人類学者の小川さやかさんをお招きして、タンザニアの古着商人が仲間どうし騙し合い、助け合いながら商売を成り立たせる〈狡知〉の視点から、生き抜くための「迂回路」のありようについて考えます。
開催にあたり、一緒にテーブルをかこみ、積極的に議論に参加いただける方を募集します。

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もやもやフィールドワーク 分析編:第3回
日時:2015年12月23日(水・祝)15:00~17:30(開場14:45)
場所:アーツカウンシル東京ROOM 302 (〒101-0021東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 3F)
テーマ:「生き抜くための〈狡知〉から、迂回路を読みとく 」
ゲストコメンテーター:小川さやか (立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授・文化人類学)

プロフィール:
2007年に京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科を単位取得退学後、学術振興会特別研究員(PD)、国立民族学博物館研究戦略センター・機関研究員、同博物館・助教を経て、2013年より立命館大学先端総合学術研究科・准教授。専門は文化人類学、アフリカ研究。博士(地域研究:京都大学)。タンザニアの零細商人マチンガの商慣行と都市的な共同性を狡知(ウジャンジャ)を切り口に論じた『都市を生きぬくための狡知』で、第33回サントリー学芸賞(社会風俗部門)。光文社の『小説宝石』誌上で「Living for Todayの人類学」を連載中。現在は、アフリカ諸国と中国との模造品・コピー商品の交易やコピー商品の消費文化について研究している。
(研究業績は、こちらをご参照ください。)

当日のタイムスケジュール (約150分)
・事務局よりプログラム説明 5分
・ゲストの自己紹介 20分
・diver-sionメンバーによるプレゼンテーション 約30~40分
・ゲストによるコメント 20分
(休憩 10分)
・参加者を交えたディスカッション 約60~70分
*当日、時間配分は変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

定員:10名程度 (申込先着順)
参加費:無料
申し込み方法:ウェブフォームまたは電話にて下記お申し込み先までお申し込みください。
※お預かりした個人情報は、本イベントの受付事務及び主催者からのご案内のみに使用し、厳重に管理します。

お問い合わせ・お申し込み先:
ウェブフォーム http://ur0.xyz/p7b3 ※お申し込みは締め切りました
特定非営利活動法人 多様性と境界に関する対話と表現の研究所
Tel 070-6437-3599
E-mail info[at]diver-sion.org

主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所

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*分析編 第4回は、下記のとおり実施いたします。
日時:2016年1月30日(土)16:00~18:30(開場15:45)
ゲストコメンテーター:中村美亜 (九州大学大学院芸術工学研究院准教授・芸術社会学)

*報告と対話編は下記の日程で実施いたします。
日程: 12月17日(木)、2016年2月25日(木)
時間はいずれも19時~21時
会場:芝の家(港区芝3-26-10)

詳細はいずれも、上記お問合せ先までお問合せください。