多様性と境界に関する対話と表現の研究所

アートカウンシル東京

【週報】未来のコミュニケーションに思いを馳せる:UDトークに関する打ち合わせ

2015年07月30日

今日も暑いですね…!
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、突然ですが、次の写真をご覧ください。

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SF映画に出てくるような、近未来感のあるメガネ。また、スマホに向かうようにして、何やら喋っている方がいます。
実はこれ、事務所にて、シャムロック・レコード株式会社代表取締役の青木秀仁さんと打ち合わせをおこなった際の一幕です。

青木さんが開発されているUDトークは、コミュニケーション支援アプリ。
音声認識の技術を応用して、会話やミーティングなどの音声を文字化し、複数の端末で共有できるというものです。

私も実際に試してみたのですが、これがなかなかの精度。
また誤変換や誤認識などがあっても手動ですぐに直せるので、喋っている言葉がかなり正確に文字化されます。
実際に使用している様子がこちら↓

また、最近はさまざまな新しい機能も追加されつつあるとのこと。
前掲の写真のメガネには、実はUDトークの画面が写っていて、喋っている相手の顔を見ながらその文字が見えるというシステム。
他にも、さまざまな言語に対応した自動翻訳機能も搭載されているとのことでした。

この「UDトーク」は、9月開催のフォーラム「対話は可能か?」で使用される予定です。
具体的には、
9/5(土)のプログラム①トークセッション「共に生きるということ」、プログラム②ライブ「Living Together×東京迂回路研究」、
9/6(日)のプログラム④シンポジウム「対話は可能か?」
の3プログラムで使用できるよう、現在準備を進めているところです。

技術開発によって私たちのコミュニケーションのあり方はめまぐるしく変容していますが、この「UDトーク」も、さまざまなコミュニケーションの可能性を秘めているなぁ、と感じました。

聴覚障害を持った方のコミュニケーションツールとしてはもちろん、国際会議の翻訳字幕として、会議の議事録として、または大学の講義の補助として(もっと早く知っていればよかった!)…
もっと日常的に用いられることになれば、私たちのコミュニケーションのあり方そのものも変わっていくかもしれません。
そしてそれは、人々の「多様性」とその間に横たわる「境界」のあり方、またそれに関わる「対話」と「表現」のあり方にも深く関わってきます。

このような、技術の革新によって私たちの「多様性」と「境界」のあり方が変容しうる、という事象についても、今後きちんと目を向けていきたいと思った次第です。
フォーラムでUDトークがどのように活躍するのか、ぜひお楽しみに!

(石橋鼓太郎)